04. てがみコネクション【バックナンバー】

【Letter Vol.355】『理想の老後』を考える

こんにちは、田村です。



子どもを連れて児童館に行くと、そこで高齢者の方々にもよく出会います。

施設の1室で、高齢者の方向けのワークショップが開催されているからです。



地域のおじいちゃん・おばあちゃんがワークショップ後に児童館へ立ち寄って、

昔の遊びを教えてくれたり、折り紙で色々なものを作ってくれたりしています。



先日、私と息子が児童館に行った時も、数名の高齢者の方がちびっこ達と遊んでいました。

そんな中、最近人見知りが激しい息子は、みんなの輪に近寄ろうとせず、

ずーーと、私の周りをグルグルグルグル歩き回っていたのです。



すると、あるおじいちゃんが息子と遊んでくれようとしました。

笑顔でその男性が近寄ってきて、目が合ったとたん!



ぎゃぁああああああーーーーー!!!!!



息子の大泣きが始まりました。

最近、よくあるパターンだったので、



『ごめんなさい。せっかく声かけて下さったのに。人見知りが始まってて…。』



と、男性とおしゃべりをしていたら、その方の奥様もいらっしゃいました。



『だめよ。あんたが目を合わせたりしちゃ。』



奥様のコトバに、少々不満そうな男性は、



『う〜ん、中々泣きやまんな〜。この子はちょっと癇が強いんじゃないかね。』



と、おっしゃったのです。

その瞬間!!奥様の手が動き!!



スコーン!

(そんな風に私には聞こえました。)



男性の頭にするどい突っ込みが入りました。



『あんたね、そういう事を言うもんじゃないよ。この時期はそんなもんなの。

 この子が、ずっと大きくなってもこんな感じだったら“癇が強い”っていうのならともかく!

 ママが不安になるような事言ってどうするの。 批評ばっかりしてないで、

 もっと全体を見なさいよ。子育ては長期戦なの。 短期決戦じゃないの。

 自分の子どもの事忘れちゃったんですか。』



私が「おぉぉぉぉ…。漫才みたい。」とびっくりしている間に、

男性は私に向かって“ごめん・ごめん”のジェスチャー。

そして、



『ホント、奥さんには敵わんのですよ。でも、うちの奥さん最高ですから。』

(確かに!子育ての協力なサポーターです!)



と、笑いながら言っていました。

その後、何回か奥様による“ツッコミ”があったのですが、

そのテンポが何というか…、すごく自然に出来上がっていました。(勢いありましたが。笑。)

最初は驚いてしまいましたが、お二人がとても仲良しなのが話していて伝わってきました。



色んなコミュニケーションの取り方があって、

色んなカップル(夫婦)の形があって、

色んな年のとり方があるな…。



と、“その人達なりの形”を垣間見た気がしています。



例えば、犬の散歩中に出会うおじいちゃん・おばあちゃんは、

いつも手をつなぎ、見るからに仲良さそうに歩いていて、



『素敵ですね。仲が良いですね〜。』



と声をかけると、



『手をつないでいないと、おじいさんが転んじゃうから。』



『いやいや、ワイフが手をつなぎたがるんですよ。』



と、幸せそうにしています。



ボケでもツッコミでもラブラブでも何でも…。

仲が良さそうな彼らの姿は、ちょっと憧れです。

それぞれに心地よい形があって、

それはきっと長い時間をかけて作っていったものなんでしょうね。



地域の高齢者の方々の姿やコトバから、ふとトーキングテーマトランプ【シャベリカ】の1枚、



『理想の老後』



というコトバを思い出しました。



地域で出会う高齢者の方々、みんなとってもステキですが、

色んなモデルを見ながら、私もアレコレ考えてみると思い浮かんだ姿がいくつかありました。

その主なルーツが自分の祖父母の姿だったりする事に気がついて面白かったです。



みなさんは、どうでしょう?



こんな風に年を重ねて、こんな風に過ごしていたい…。



というイメージ、どんなものをお持ちでしょうか。





田村



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